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#お役立ち情報 #健康管理

シニア向けの栄養ドリンク!?健康で元気な毎日を目指す人に寄り添う1本

大正製薬株式会社は、指定医薬部外品のミニドリンク剤「リポビタンウォーク」と「リポビタンアクティブ」を2024年4月10日より発売するそうです。 この2種類のミニドリンク剤はどちらの商品もシニア世代へ向けて発売されたもので「リポビタンウォーク」は膝や腰の不調の改善をサポートし、「リポビタンアクティブ」は身体のだるさの改善をサポートします。 シニア世代向けのドリンク剤が新発売 大正製薬株式会社は、日々、若々しく元気な毎日を過ごしたいと願うシニア世代へ向けて、「リポビタンウォーク」と「リポビタンアクティブ」という指定医薬部外品のミニドリンク剤を発売。「リポビタンウォーク」は「疲労回復」をサポートする成分のタウリン、ビタミンB群(B1・B2・B6)に加え、「加齢に伴う膝・腰の不調の改善」をサポートするはたらきがあるコンドロイチンなどを配合しています。 「リポビタンアクティブ」は、「加齢による虚弱体質に伴う身体のだるさの改善」をサポートする成分であるローヤルゼリーに加え、「血行の悪さの改善」をサポートする成分を含んだ生姜などを配合しています。 どちらも50mLのミニサイズで、すっきりとした味で飲みやすいそうです。 ローヤルゼリーにはさまざまな健康効果が 今回発売されるドリンク剤に含まれる「ローヤルゼリー」は、さまざまな健康効果があると研究でわかっています。 ローヤルゼリーに含まれる健康効果は例えば以下です。 筋力の低下を抑制 血圧改善(高血圧の予防) 糖尿病の進行を抑制 血中の中性脂肪を減少 骨中のカルシウム量が増加(骨粗しょう症の予防) 首筋のはり、肩こりの改善 更年期による不安感の改善 冷え性の改善 免疫力を高める(感染症の予防) ローヤルゼリーは主にドリンクやサプリメントで摂取できます。さまざまな栄養が入っているドリンク剤は体調不良の際の栄養補給にはもちろん、毎日の摂取で病気や怪我の予防にも繋がります。気軽に生活に取り入れられるのが良いですね。 参考:「ローヤルゼリー 明らかになる健康機能~最新研究ダイジェスト」(山田養蜂場 健康科学研究所)

2024/04/12

#お役立ち情報 #調査結果 #高齢者とデジタル

高齢者もネットで友達づくり!シニアの「オンライン学級会」とは?

NPO法人日本シニアデジタルサポート協会は、高齢者同士がオンラインで交流できる「オンライン学級会」を無料で開催。今までは参加するのに参加料がかかっていましたが、「1人でも多くの高齢者にデジタルの居場所をお届けしたい」という思いから、希望者が無料で参加できる体制を整えたそうです。 遠くに住む人とも、おしゃべり友達に NPO法人日本シニアデジタルサポート協会が開催している「オンライン学級会」とは、パソコンやスマートフォンでビデオ通話ができるZoomを利用したオンラインイベント。人ともっと交流をしたいと望む高齢者を対象に月2回開催されていました。 NPO法人日本シニアデジタルサポート協会は「テクノロジーを味方に活動範囲を広げ、便利で楽しい居場所に参加」をテーマに活動しています。また、開催者は「オンライン学級会をすることで、孤立や認知症の予防となり、生きがい・仲間・笑顔が生まれます。会話は健康の一番の特効薬。みんなで笑って話してあたたかい気持ちになりましょう」と語っています。 高齢者もインターネットが身近な存在に 総務省の調査を見ると、インターネットを利用している人の割合は、60~69歳で86.8%、70~79歳は65.5%と、70代の高齢者も約半数以上の人がインターネットを利用していることがわかります。 インターネットを利用している機器は、60~69歳はスマートフォンが一番多く73.7%、次に多いのがパソコンで51.3%、70~79歳もスマートフォンが46.9%で一番多く、次がパソコンで32.7%と続きます。また、80歳以上の人もスマートフォンでインターネットを利用している人が一番多く、どの年代もスマートフォンでインターネットを利用している人が多いことがわかりました。 昨今では、高齢者も使いやすいパソコンやスマートフォンが増えています。インターネットが利用できれば、オンライン学級会の様に人と話せる機会も作れますし、ネットショッピングも利用できるので生活が便利になりますね。パソコンがわからない人は誰かに教えてもらうと自然とコミュニケーションも取れるので、勇気を出して始めてみると良いかもしれません。 参考:「令和4年通信利用動向調査の結果」(総務省)

2024/04/12

#健康管理 #最新研究 #糖尿病治療

ストレスで糖尿病が悪化!?ストレスが原因で血糖値が高くなり合併症も

英国糖尿病学会の研究により、ストレスを抱えていると血糖値が高くなり糖尿病の合併症のリスクを高める可能性があることがわかりました。 また、糖尿病のある人は、糖尿病のない人に比べて、日常生活の中で不安を感じる可能性が20%高く、うつ病になる可能性が2〜3倍高いという研究結果も出ているそうです。 ストレスホルモンが血糖値に悪影響 英国糖尿病学会によると、人がストレスを感じたときに出す「ストレスホルモン」が、身体の中にあるインスリンに影響を与え、正常に機能できなくなる可能性があるそうです。インスリンは糖の代謝を調節し、血糖値を一定に保つ働きがあるため、インスリンが正常に働かない場合には血糖値が上昇してしまいます。 また、ストレスが解消されないと血糖値が高くなるだけでなく、糖尿病の合併症のリスクが高まる可能性があるそうです。 英国糖尿病学会は「ストレスと2型糖尿病のリスクとの間に関連性がある可能性があるという証拠がいくつかある。しかし、ストレスだけが糖尿病の原因ではない」とも言っています。 気持ちをコントロールするのが大切 糖尿病と診断されると、食べるものに細心の注意を払い、糖尿病に関して新しいことを学んだり覚えたりするなど、ストレスを感じる場面が多くあります。 また、糖尿病の治療で血糖値を頻繁にチェックしたり、毎日自分で注射をしなければならない場合もあります。そういった糖尿病への対応が、糖尿病のある人は糖尿病のない人に比べて、ストレスを感じる場面が多いという結果に繋がると考えられます。 米国糖尿病学会は、糖尿病により精神的にストレスを感じた際に気持ちをコントロールするためのポイントを紹介しています。ストレスを感じたときに考えるおすすめポイントは例えば以下です。 「血糖値をコントロールできない」と不安にならずに「私は大丈夫」と安心してリラックスする 散歩など1日30分程度の軽い運動を毎日のスケジュールに取り入れる ストレスを感じたらゆっくりと深呼吸をする。また、朝と就寝時に深呼吸をする習慣を付ける 血糖値などの結果の数値を重く受け止めない。また、数値は糖尿病を管理するために必要な単なる数字と割り切る ストレスを感じたら数分間目を閉じて、自分の好きな場所にいる様子を想像する 就寝前に温かいお風呂に入る 病気と付き合って日常を送るのは想像よりもとても大変なことです。病気を治すための行動でストレスが溜まり悪化してしまっては元も子もありません。ストレスを溜めずに病気と向き合いたいですね。 参考:「糖尿病のストレスを和らげる」(米国糖尿病学会)

2024/04/10

#お役立ち情報 #終活 #調査結果

終活シニアの洋服がZ世代にウケる?”物語”とともに若者の元へ

ビンテージなどの古着の委託販売をおこなっている古着店「サファリ」は運営しているネットショッピングサイトの中に、高齢者から買い取った衣料品を販売する特設サイトを立ち上げました。 今回立ち上げた特設サイトは、シニア層が終活をおこなった際に出る、処分される予定の洋服を若い世代に買い取ってもらうことが目的だそうです。 時代背景や思い出を「物語」として若い世代へ 古着店サファリは、シニア層が持っていた衣料品には当時の時代背景や、持ち主の長年の思い出が込められていると考え、その時代背景や思い出を「物語」とし商品とともに紹介。ショッピングサイトで商品を買った購入者の手元には、商品だけでなく物語も一緒に届きます。そのため、購入者は商品に込められた想い出やストーリーを感じる体験ができるそうです。 古着店サファリは、終活をおこなう際に出る衣料品の処分方法に悩むシニア層と若い世代の新たなつながりを作る取り組みに着想し、ネットショッピングサイトを立ち上げたそうです。 終活には家具、衣類などの身辺整理が必要 (株)ハルメクホールディングスが60~74歳の男女を対象におこなった「終活に関する意識」の調査では、「終活は必要」と答えた人が半数以上の77.1%いることがわかりました。 また、「終活で必要だと思うこと」について以下の結果が出ました。 家具や家の中の荷物整理・処分(36.3%) 金融講座・金融商品の整理(29.9%) 衣服やアクセサリーなど身につけるものの整理・処分(26.9%) 終活には家具や衣類などの身辺の具体的な「物」の整理や処分が大切だと考えているシニア層が多いことがわかります。しかし、思い出の詰まった物を処分するには勇気がいるもの。自分の思い出とともに若い世代が引き継いでくれるサービスはとても嬉しい取り組みですね。 参考:「物語のある服」(SECOND LIFE) 参考:「ハルメク シニアマーケLAB」

2024/04/09

#健康管理 #地域の取り組み #最新研究

ウォーキングで脳梗塞のリスクが減る!?参加者56人中54人に効果あり

埼玉医科大学は、町内で開催するウォーキング事業に半年間参加した人は、そうでない人に比べて脳梗塞や心筋梗塞のリスクが軽減したことを発表しました。 ウォーキング事業には平均年齢69.5歳の56人が参加。参加者のうち、54人に体重の減少や、糖尿病の重症度を示す数値・中性脂肪の数値が下がり、善玉コレステロール値は上がるなどの改善がみられたそうです。 ほとんどの参加者が改善 ウォーキング事業は埼玉県毛呂山町と、同県に本部がある埼玉医科大学と連携して実施されました。ウォーキング事業には平均年齢69.5歳の町民56人が参加。2023年6〜11月の半年間に共通のトレーニングを決めて取り組みました。 ウォーキング事業でおこなったトレーニングは以下です。 毎日の散歩で8000歩以上歩く 椅子から立ち上がる筋力トレーニング(スクワット)1日30回を週3回 ウォーキング事業でおこなったトレーニングにより、参加した56人のうち54人に以下の改善が見られました。 体重の減少 糖尿病の重症度を示す数値の改善 中性脂肪の数値の低下 善玉コレステロール値の上昇 瞬発力や持続力の向上 また、ウォーキング事業開始時には心筋梗塞や脳梗塞の発症リスクが「中リスク」と指摘された人が8人いましたが、事業をおこなって半年経った後には3人に減少してるなど、さまざまな健康効果が見られたそうです。 健康には1日約6000歩が目安 厚生労働省は、高齢者が健康に過ごすための日常生活における歩数について、男性は6700歩、女性は5900歩の目標を立てています。 また、厚生労働省は「積極的な健康づくり行動としての体操、ウォーキング、軽スポーツなどを定期的に実施することによって、フレイル予防・健康寿命の延長が可能である」としています。 ウォーキングで身体を動かすことが健康に繋がるのはもちろん、家にこもらずに外出する機会を作ること、人と関わりを持つことが健康的な生活を送るうえで重要と考えられています。 「ウォーキング」と考えるとプレッシャーを感じる人がいるかもしれません。まずは毎日の習慣に少しの時間の散歩から始めるのが良いですね。 参考:「 健康日本21(身体活動・運動 )」(厚生労働省)

2024/04/05

#AI #最新テクノロジー #認知症予防

電話だけで認知症チェック!?たった20秒でAIが脳の健康を判定

NTTコミュニケーションズは2024年4月4日より、電話で通話することによって脳の健康状態を確認できる法人サービス「脳の健康チェック」の提供を開始。脳の健康チェックは、ナビダイヤルを利用して20秒程度の通話をおこない、AIが脳の健康状態を判定するそうです。 通話の様子でAIが認知症チェック NTTコミュニケーションズは自治体や保険業などの法人顧客へ向けて、利用者が電話で通話することで脳の健康状態を確認できる法人サービス「脳の健康チェック」の提供を開始しました。 今回提供を開始した「脳の健康チェック」は、本サービスを契約した自治体や保険業などの住民や加入者がフリーダイヤル・ナビダイヤルへ電話をかけると、20秒程度の通話を通してAIが脳の健康状態を判定するサービスです。 脳の健康チェックではいくつかの質問に口頭で回答します。その回答内容や発話中の沈黙の長さ、声の高さなどでAIが複合的に判定するそうです。判定した脳の健康状態の結果は、電話越しですぐに伝えられます。また、電話番号を利用したショートメール(SMS)でも検査結果を受け取れます。 認知症のセルフチェックを試してみよう 東京都福祉局では、「自分でできる認知症の気づきチェックリスト」として以下のチェック項目を公開しています。 財布や鍵など物を置いた場所がわからなくなる 5分前に聞いた話を思い出せないことがある 今日が何月何日かわからないときがある 言おうとしている言葉がすぐに出てこない 貯金の出し入れ、家賃、公共料金などの支払いを1人でするのが不安 1人で買い物に行くのが難しい バスや電車、自家用車などを使って1人で外出するのが難しい 自分で掃除機やほうきを使って掃除ができない 電話番号を調べて電話をかけることができない 認知症のセルフチェックはインターネットや専用アプリに載っていることが多く、スマートフォンを使うのが馴れていない高齢者には利用しづらいことも。電話をかけて通話するだけで脳の健康状態や認知症のチェックができるのは良いですね。 参考:「自分でできる認知症の気づきチェックリスト」(東京都福祉局)

2024/04/04

#お役立ち情報 #在宅介護 #排泄介助

船舶技術を介護用トイレに!?ベッドの横に置ける温水洗浄トイレ

有限会社KODENは、船舶用の水洗トイレの技術を活かし介護用の水洗トイレを開発。今回開発された介護用水洗トイレは、ホースを2本つなぐだけでどこの部屋にも設置できる水洗トイレです。このトイレは軽くて持ち運びがしやすく、寝室のベッドの横にも設置できるそうです。 船の技術が活かされた介護用水洗トイレ 有限会社KODENの創業時は漁船のメンテナンスなどの技術を活かし、自社でオリジナルの船舶用水洗トイレの開発・販売をおこなっていました。その船舶用水洗トイレを応用して開発されたのが介護用水洗トイレ「まりん」だそうです。 介護用水洗トイレ「まりん」は給水用のホース・排水用のホース・電源コンセントを繋げる場所であれば、どこの部屋にも設置できます。また、排泄物を細かく砕きホースを通して自動で排出してくれるので後始末の必要がなく、介護をしている人の負担も減らせます。 介護のトイレ問題はデリケート 高齢になりトイレの失敗をしてしまう人は多くいます。トイレの失敗はデリケートな問題です。一見とても小さい失敗に思えても、本人や家族の精神的に大きなダメージを与えてしまうこともあります。 トイレの失敗を改善するためには、トイレまわりの環境を整えるのが大切です。環境を改善するポイントは主に以下です。 寝室からトイレまで移動しやすいようにする(トイレと近い部屋に移動する、手すりをつける、など) トイレのドアを開き戸から引き戸にする 脱ぎ着しやすいズボン・下着にする ポータブルトイレを利用する ポータブルトイレは便座の下にあるバケツに排泄物が入り、バケツを取り外して排泄物の処理をする作りが多いです。バケツタイプのポータブルトイレはこまめに洗わなければいけないため、介護者の負担になります。また、臭いや衛生面が気になる人もいるでしょう。今回開発された介護用トイレは温水洗浄トイレなので衛生面でも安心できますね。 トイレの失敗を恐れて、「飲食を控える」「あまり寝付けない」という高齢者も多いかもしれません。加えて、トイレを我慢してしまうと思わぬ病気につながることもあります。高齢者本人にとっても、介護者にとっても、安心して清潔に利用できるトイレが近くにあるのは良いことですね。 参考:「介護用水洗トイレ『まりん』」(有限会社光電)

2024/04/03

#調査結果 #買い物難民

高齢者の約4人に1人が「買い物難民」!?店が遠く運転もできない…

農林水産政策研究所がおこなった調査により、食料品などの買い物が困難な65歳以上の高齢者は全国で25.6%いることがわかりました。 今回の調査での「食料品などの買い物が困難」とは、スーパーやコンビニが近くになく自動車も使えない状態のことを言います。 都心も地方も買い物が困難な高齢者は同じ比率 農林水産政策研究所は、2020年の食料品アクセス困難人口の推計値を2024年3月19日に発表しました。「アクセス困難人口」とは、スーパー、コンビニ、百貨店、小売業などの店舗が自宅から500m以上かつ自動車を利用できない65歳以上の高齢者を指します。 アクセス困難人口とされる買い物が困難な65歳以上の高齢者は、全国で25.6%いることがわかりました。また、買い物が困難な高齢者を地域別に見ると、東京圏(東京・埼玉・千葉・神奈川)は22.5%、名古屋圏(愛知・岐阜・三重)は26.4%、大阪圏(大阪・京都・兵庫・奈良)は26.0%、そのほかの地方圏は26.9%と、都心部も地方も大きな差がありませんでした。 高齢者が買い物困難な理由は? 福岡市社会福祉協議会は、高齢者が買い物が困難になってしまう理由として以下をあげています。 虚弱高齢者の増加(横断歩道を青信号中に渡れない、重い荷物を持てない、など) 単独高齢者の増加 地域の公共交通サービスの衰退(バスなどの路線廃止、減便など) 買い物環境の変化・減少(近くの商店が移転した、撤退した、など) 運転免許証の自主返納の増加 近所、家族、社会などの人間関係の希薄化 福岡市社会福祉協議会は高齢者が買い物が困難になってしまう理由を踏まえて、地域や企業、商店、事業所などと連携し、移動販売、買い物の送迎、宅配などのさまざまな買い物支援をおこなっています。 福岡市に限らず、ほかの地域でも高齢者が買い物をしやすいようにする支援が広まっています。食品や日用品などの買い物は生活するうえで必要不可欠なもの。意外と身近に知らなかった買い物支援があるかもしれません。興味がある人は、インターネットで自分の住んでいる地域や農林水産省の買い物支援のパンフレットを探してみましょう。

2024/04/02

#シニアの本音 #老後の備え #調査結果

45%超の高齢者が経済面に不安なし?一方で毎月2万の赤字世帯も

厚生労働省の「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」によると、高齢者世帯の生活意識で「苦しい」と感じている人は30.2%、「大変苦しい」と感じている人は18.1%と半数に近い48.3%の人が生活が苦しいと感じていることがわかりました。 一方、「普通」と答えた人は45.1%で回答の中で最も多く、「ややゆとりがある」「大変ゆとりがある」と答えた人と合わせると、半数以上が金銭面に不満がないことがわかりました。 高齢者世帯の半数以上が「生活にゆとりがある」と回答 今回おこなわれた厚生労働省の調査では、「高齢者世帯」「児童のいる世帯」「母子世帯」に分けて生活意識を調査。高齢者世帯では、生活意識は「普通」と答えた人が最も多く45.1%、次が「やや苦しい」と答えた人で30.2%、その後は「大変苦しい」が18.1%、「ややゆとりがある」が5.8%と続きました。 今回の調査の結果では、生活意識に「普通」と答えた人と「ややゆとりがある」「大変ゆとりがある」と答えた人を合わせると、生活にゆとりを感じている高齢者世帯が半数以上いることがわかります。 また、2019年におこなわれた生活意識の調査と比べると「普通」「ややゆとりがある」と答えた人は増え、「やや苦しい」「大変苦しい」と答えた人は減っています。 高齢者世帯の毎月の赤字は約2万円 別の調査では、統計局が各世帯の家計収支を調査。調査結果では、二人以上の世帯のうち世帯主が65歳以上で無職の世帯の実収入をみると、65~69歳の世帯は27万1086円、70~74歳の世帯は24万8556円、75歳以上の世帯は23万9876円でした。また、65歳以上の夫婦のみの無職世帯の実収入は23万6576円でした。 実収入と消費支出を比べた家計収支を見てみると、65歳以上の夫婦のみの無職世帯では平均1万8525円不足するという試算が出ています。 昨今では「老後資金に2000万円必要」などと言われており、将来に不安を感じる高齢者も少なくありません。しかし、別の内閣府の調査でも経済的な暮らしに心配ないと答える高齢者が半数以上いるという結果も出ているので、実際には大きな不安を持たなくても良いのかもしれませんね。 「毎月家計に赤字が出ていて大変…」と不安を感じている人は、家計を見直したり、思い切って働いてみたり、できることから工夫をしてみましょう。 参考:「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」(厚生労働省) 参考:「Ⅱ 総世帯及び単身世帯の家計収支」(統計局)

2024/03/29

#介護職員 #虐待

老人ホームの看護師が高齢者を骨折させる!?全治3~4ヵ月の大怪我

今月、愛媛県松山市内のサービス付き高齢者向け住宅で95歳の女性の腕を骨折させるという事件が発生しました。女性に暴行を働いた相手は同施設で働いている看護師の男で、暴行を受けた女性は全治3ヵ月から4ヵ月の大怪我だったと言います。 高齢者向け住宅で暴行事件が発生 警察の調べによると、2024年3月8日の午後7時ごろ、愛媛県松山市内のサービス付き高齢者向け住宅で看護師が入居していた95歳の女性の左腕をひねるなどして骨折させるという事件が発生。一連の暴行事件の容疑で同施設で看護師として働いている30歳の男が逮捕されました。 この事件は、被害者の女性の家族が警察に相談をし、相談を受けた警察の捜査により発覚。警察による聞き取りや防犯カメラの映像などから容疑者を割り出し、3月27日に容疑者の男を逮捕しました。 警察の調べに対し、男は容疑を認めていると言います。警察は引き続き動機や余罪などについて、さらに詳しく捜査を進めていくとしています。 「虐待かも?」と思ったら、まずは専門家に相談を 今回の事件は、被害者の家族が早い段階で警察に相談したことにより発覚しました。高齢者への虐待は、どれも高齢者の尊厳を著しく傷つけてしまったり、場合によっては命の危険につながったりすることもあります。そのため、虐待の疑いを持った段階で速やかな通報をおこなうのが望ましいです。 施設内で起こる高齢者への虐待は表面化しにくく早期発見が難しいという特徴があります。家族など周囲の人が虐待の兆候に気づいたときには専門機関に相談しましょう。高齢者虐待の相談窓口は、地域包括支援センターや法務省の常設する人権相談所など、公的な窓口が複数用意されています。 家族など周囲の人が高齢者本人や入居している施設に対して「虐待かもしれない」「このままでは虐待につながってしまうかも…」など、虐待のおそれがあると気づいた段階で相談・通報することで高齢者虐待の早期発見や防止につながります。 虐待の疑いを持っても「通報」と考えると勇気がいるかもしれません。まずは信頼できる施設のスタッフやケアマネジャーに相談するのも良いです。一人で抱え込まずに身近な人に相談してみましょう。

2024/03/28

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介護付き有料老人ホームとは│提供されるサービス・費用・入居条件などを解説

介護付き有料老人ホームは、介護スタッフが24時間常駐している介護施設。介護サービスや身の回りの世話を受けられます。 この記事では、介護付き有料老人ホームの種類及び入居のための条件や必要な費用、サービス内容などを詳しく説明しています。 https://youtu.be/oK_me_rA0MY 介護付き有料老人ホームの特徴 介護付き有料老人ホームとは、有料老人ホームのうち、都道府県または市町村から「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた施設です。24時間介護スタッフが常駐し、介護や生活支援などは施設の職員により提供されます。 主に民間企業が運営しているため、サービスの内容や料金は施設ごとに異なります。また、入居基準も施設により異なり、自立している方から介護が必要な方まで幅広く受け入れている施設も。選択肢が幅広いため、自分に合った施設を選ぶことができます。 看取りまで対応している施設も多数あり、「終の棲家(ついのすみか)」を選ぶうえでも選択肢のひとつとなります。 全体の概要をまとめるとこのようになります。 費用相場 入居時費用 0~数千万円 月額利用料 15~30万円 入居条件 要介護度 自立~要介護5※1 認知症 対応可 看取り 対応可 入居のしやすさ ◯ ※施設の種類によって異なります。 特定施設入居者生活介護とは 特定施設入居者生活介護は、厚生労働省の定めた基準を満たす施設で受けられる介護保険サービスです。ケアマネジャーが作成したケアプランに基づき提供される食事や入浴・排泄など介助のほか、生活支援、機能回復のためのリハビリなどもおこなわれます。指定を受けてこのサービスを提供する施設は、一般的に「特定施設」の略称で呼ばれています。 介護付き有料老人ホームの種類と入居基準 介護付き有料老人ホームには「介護専用型」「混合型」「健康型」の3種類があり、それぞれ入居条件が異なります。 介護度 ...

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グループホームとは|入居条件や費用、入居時に気をつけたいポイントを解説

認知症の方の介護は大変です。「そろそろ施設への入居を検討しよう」と思っても、認知症の症状があると、入居を断られてしまうのではと心配もあるでしょう。 グループホームは認知症高齢者のための介護施設です。住み慣れた地域で暮らし続けられる地域密着型サービスであり、正式な名称を「認知症対応型共同生活介護」といいます。 こちらの記事では、グループホームについて解説します。また、グループホームで受けられるサービスや費用、施設選びのポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 https://youtu.be/EofVO7MRRDM この記事を読めばこれがわかる! グループホームの詳細がわかる! グループホームを選ぶ際のポイントがわかる! グループホームへ入居する際の注意点がわかる! グループホームとは グループホームとは、認知症高齢者のための介護施設です。専門知識と技術をもったスタッフの援助を受けて、要支援以上の認知症高齢者が少人数で共同生活をおくります。 「ユニット」といわれる少人数のグループで生活し、入居者はそれぞれ家事などの役割分担をします。 調理や食事の支度、掃除や洗濯など入居者の能力に合った家事をして自分らしく共同生活を過ごすところが、ほかの介護施設や老人ホームとは異なるポイントです。 グループホームの目的は、認知症高齢者が安定した生活を現実化させること。そのために、ほかの利用者やスタッフと協力して生活に必要な家事を行うことで認知症症状の進行を防ぎ、できるだけ能力を維持するのです。 グループホームは少人数「ユニット」で生活 グループホームでは「ユニット」と呼ばれるグループごとに区切って共同生活を送るのが決まり。1ユニットにつき5人から9人、原則1施設につき原則2ユニットまでと制限されています。 少人数に制限する理由は、心穏やかに安定して過ごしやすい環境を整えるため。環境変化が少なく、同じグループメンバーで協力して共同生活することは、認知症の進行を防ぐことに繋がります。 認知症の方にとって新しく出会う人、新しく覚えることが難しいので、入居者やスタッフの入れ替わりが頻繁にある施設では認知症の高齢者は心が落ち着かず、ストレスを感じ生活しづらくなってしまいます。その結果、認知症症状を悪化させるだけでなく、共同生活を送る上でトラブルを起こすきっかけとなります。 慣れ親しんだ場所を離れて新しい生活をするのは認知症の方には特に心配が尽きないもの。その心配を軽減するため、より家庭にできるだけ近づけ、安心して暮らせるようにしています。 グループホームの入居条件 グループホームに入居できるのは医師から「認知症」と診断を受けている方で、一定の条件にあてはまる方に限ります。 原則65歳以上でかつ要支援2以上の認定を受けている方 医師から認知症の診断を受けている方 心身とも集団生活を送ることに支障のない方 グループホームと同一の市町村に住民票がある方 「心身とも集団生活を送ることに支障のない」という判断基準は施設によって異なります。入居を希望している施設がある場合には、施設のスタッフに相談しましょう。 また、生活保護を受けていてもグループホームに入ることは基本的には可能です。しかし、「生活保護法の指定を受けている施設に限られる」などの条件があるので、実際の入居に関しては、行政の生活支援担当窓口やケースワーカーに相談してみましょう。 グループホームから退去を迫られることもある!? グループホームを追い出される、つまり「強制退去」となることは可能性としてゼロではありません。一般的に、施設側は入居者がグループホームでの生活を続けられるように最大限の努力をします。それでも難しい場合は、本人やその家族へ退去を勧告します。「暴言や暴力などの迷惑行為が著しい場合」「継続的に医療が必要になった場合」「自傷行為が頻発する場合」etc。共同生活が難しくなった場合には追い出されてしまうこともあるのです グループホームで受けられるサービス グループホームで受けられるサービスは主に以下です。 生活支援 認知症ケア 医療体制 看取り それぞれ詳しく見てみましょう。 生活支援 グループホームでは以下の生活面でのサービスを受けられます。 食事提供 :◎ 生活相談 :◎ 食事介助 :◎ 排泄介助 :◎ 入浴介助 :◎ 掃除・洗濯:◯ リハビリ :△ レクリエーション:◎ 認知症を発症すると何もできなくなってしまうわけではなく、日常生活を送るだけなら問題がないことも多いです。 グループホームには認知症ケア専門スタッフが常駐しています。認知症進行を遅らせる目的で、入居者が専門スタッフの支援を受けながら入居者の能力(残存能力)に合った家事を役割分担して自分たち自身でおこないます。 食事の準備として買い出しから調理、配膳、後片付けまで、そして洗濯をして干すといった作業や掃除も、スタッフの介助を受けながら日常生活を送ります。 グループホームでは、入居者の能力(残存能力)に合った家事を役割分担して自分たち自身でおこなうことになります。 例えば、食事の準備として買い出しから調理、配膳、後片付けまで。また、そして洗濯をして、干すまで…など。そのために必要な支援を、認知症ケアに長けた専門スタッフから受けられるのが、グループホームの大きな特徴です。 グループホームは日中の時間帯は要介護入居者3人に対して1人以上のスタッフを配置する「3:1」基準が設けられています。施設規模によっては、付き添いやリハビリなどの個別対応が難しいので、入居を検討する際は施設に確認しましょう。 認知症ケア 施設内レクリエーションやリハビリのほかに、地域の方との交流を図るための活動の一環として地域のお祭りに参加や協力をしたり、地域の人と一緒に公園掃除などの活動を行う施設も増えてきました。 グループホームとして積み上げてきた認知症ケアの経験という強みを活かし、地域に向けた情報発信などのさまざまな活動が広がっています。 地域の方と交流する「認知症サロン」などを開催して施設外に居場所を作ったり、啓発活動として認知症サポーター養成講座を開いたりするなど、地域の人々との交流に重きを置くところが増えています。 顔の見える関係づくりをすることで地域の人に認知症について理解を深めてもらったり、在宅介護の認知症高齢者への相談支援につなげたり。 こうした活動は認知症ケアの拠点であるグループホームの社会的な価値の向上や、人とのつながりを通じて入所者の暮らしを豊かにする効果が期待できます。 医療体制 グループホームの入居条件として「身体症状が安定し集団生活を送ることに支障のない方」と定義しているように、施設に認知症高齢者専門スタッフは常駐していますが、看護師が常駐していたり、医療体制が整っているところはまだまだ少ないです。 しかし近年、高齢化が進む社会の中で、グループホームの入居者の状況も変わってきています。 現在は看護師の配置が義務付けられていないので、医療ケアが必要な人は入居が厳しい可能性があります。訪問看護ステーションと密に連携したり、提携した医療機関が施設が増えたりもしているので、医療体制について気になることがあれば、施設に直接問い合わせてみましょう。 看取り 超高齢社会でグループホームの入所者も高齢化が進み、「看取りサービス」の需要が増えてきました。 すべてのグループホームで看取りサービス対応しているわけではないので、体制が整っていないグループホームの多くは、医療ケアが必要な場合、提携医療施設や介護施設へ移ってもらう方針を採っています。 介護・医療体制の充実度は施設によってさまざまです。介護保険法の改正が2009年に行われ、看取りサービスに対応できるグループホームには「看取り介護加算」として介護サービスの追加料金を受け取れるようになりました。 看取りサービスに対応しているグループホームは昨今の状況を受け増加傾向にあります。パンフレットに「看取り介護加算」の金額が表記されているかがひとつの手がかりになります。 グループホームの設備 グループホームは一見、普通の民家のようで、家庭に近い雰囲気が特徴ですが、立地にも施設基準が設けられています。 施設内設備としては、ユニットごとに食堂、キッチン、共同リビング、トイレ、洗面設備、浴室、スプリンクラーなどの消防設備など入居者に必要な設備があり、異なるユニットとの共有は認められていません。 入居者の方がリラックスして生活できるように、一居室あたりの最低面積基準も設けられています。このようにグループホーム設立にあたっては一定の基準をクリアする必要があります。 立地 病院や入居型施設の敷地外に位置している利用者の家族や地域住民と交流ができる場所にある 定員 定員は5人以上9人以下1つの事業所に2つの共同生活住居を設けることもできる(ユニットは2つまで) 居室 1居室の定員は原則1人面積は収納設備等を除いて7.43㎡(約4.5帖)以上 共有設備 居室に近接して相互交流ができるリビングや食堂などの設備を設けること台所、トイレ、洗面、浴室は9名を上限とする生活単位(ユニット)毎に区分して配置 グループホームの費用 グループホーム入居を検討する際に必要なのが初期費用と月額費用です。 ここからは、グループホームの入居に必要な費用と、「初期費用」「月額費用」それぞれの内容について詳しく解説していきます。 ...

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【動画でわかる】有料老人ホームとは?費用やサービス内容、特養との違いは

介護施設を探している中で「老人ホームにはいろいろな種類があるんだ。何が違うんだろう?」と疑問を感じることがあるかもしれません。 そこで今回は、名前に「老人ホーム」とつく施設の中でも、「有料老人ホーム」を中心に紹介。よく似ている「特別養護老人ホーム」との違いも見ていきます。 「老人ホームの種類が多すぎて訳がわからない」と思ったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。 https://youtu.be/eMgjSeJPT8c 有料老人ホームの種類 有料老人ホームには、以下の3種類があります。 介護付き有料老人ホーム 住宅型有料老人ホーム 健康型有料老人ホーム この3種類の違いを以下にまとめています。 種類 介護付き有料老人ホーム ...

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