特集
北海道の西興部村にある特別養護老人ホームが、入所者全員の裸や下着姿の写真を撮影しており、その行為が虐待行為と認定されました。 施設側は、入所者の裸や下着姿を撮影したのは怪我の有無を確認するためだったと話しています。 入所者を撮影した理由 調査によると、2021年3月19日から3日間にわたって、60~90代の入所者計80人の裸や下着姿を150枚以上撮影するという行為があったことが判明しました。 この行為には職員ほぼ全員が関与しており、撮影を拒否する入所者の写真も撮ったそうです。 なぜ施設は、このような行為に及んだのでしょうか? 施設側の話によると、撮影をする直前に入所者の骨折の見落としがあり、それを防ぐ手だてを幹部が集まる会議で考えたそうです。その結果、写真を撮影して入所者の状態を把握するという結論に至ったことがわかりました。 写真撮影の発覚から虐待行為認定に至るまで この虐待行為は、撮影がすべて終わった翌日に入所者の関係者から村に情報提供があり発覚したそうです。 情報提供を受け、自治体は聞き取り調査を実施。その結果、2022年の5月に「不必要な写真撮影で、入所者の尊厳を傷つけた」として虐待行為と認定したのです。 西興部村は、情報提供から虐待認定までに1年以上かかった理由について「新型コロナウイルスの影響で調査が長引いたから」だとしています。 施設は撮影した写真のデータをすべて削除し、撮影を指示した6人を処分。当時の施設長はすでに退職したそうです。 現在務めている施設長は、「写真は腕や足だけなど部分的に撮影するなど他にも方法があった。配慮が足らず大変申し訳ない。今後は対策を徹底していきたい」と話しています。 この施設の法人が運営する別の施設でも、裸で長時間放置するなど虐待があったと見られ、北海道は年内にも再び行政指導をおこなう方針です。
2022/12/16
株式会社whicherは、クラウドファンディングで資金調達に成功したことを受けて、高齢者と大学生が交流するサービス「whicher まごとも」のサービス提供地域(京都・滋賀・岡山)に大阪を追加することを明らかにしました。 株式会社whickerは京都大学の学生が運営していて、サービスを提供するスタッフもすべて大学生とのことです。 「whicker まごとも」とは 「whicher まごとも」は、「まごとも」と呼ばれる学生のスタッフが高齢者の自宅や介護施設を訪問し、大学生と高齢者が交流できるサービスです。 制限の厳しい訪問介護と違って「whicher まごとも」にはサービスの制限はなく、大学生ができることだったらサービスを依頼できます。 これまでは、庭の草むしりや料理など家事の手伝いから、ボードゲームをしたり一緒に食事をしたりといった依頼があったそうです。またそれ以外にも、以下のように多種多様なサービスを提供してきたと言います。 花の水やり 買い物代行 病院の付き添い ペットの世話 スマホの使い方のレクチャー 訪問介護の場合、保険料が税金で賄われているため規制が厳しく、自分の生活に関わる範囲でしか生活援助をしてもらえません。しかし「whicher まごとも」では、草むしりやペットの世話といった訪問介護では範囲外とされることも依頼できます。 一方、入浴介助や排泄介助などの身体介助は「whicher まごとも」のサービスには含まれていません。 サービス提供に至った背景 大学生が高齢者サービスを提供するに至ったのは、「若者が高齢者介護に興味を持つきっかけを作りたい」という思いがあるからだと言います。 株式会社whicherの代表取締役である山本智一氏は、介護の担い手に若者が少ないのは若年層が介護業界と関わる機会が少ないからだと考えたそう。大学生が「whicher まごとも」で働き、高齢者と触れ合うことを通して、介護業界に興味を持つきっかけを作りたいと考え、このサービスを作ったそうです。 介護業界はどこも深刻な人手不足に悩まされています。「whicher まごとも」で働いた大学生が介護に興味を持ち、将来の介護業界を担う人材になってくれれば嬉しいですね。
2022/12/16
厚生労働省は、75歳以上の後期高齢者が加入する後期高齢者医療制度にて、保険料の上限額を年間66万円から80万円にする案を政府に提出していました。 しかし、政府から「急激に負担が増えすぎる」と反発があったため、3年後の2025年度までに徐々に保険料を引き上げる案を示しました。 これまでの議論 厚生労働省の諮問機関である社会保障審議会の医療保険部会では、高齢化社会の中でも制度を維持していくため、高齢者がそれぞれの負担能力に応じて保険料を支払うような仕組みを強化する案が出ていました。 具体的には、一定の収入がある人を対象に「保険料の上限額を年間66万円から80万円にする」というものです。 さらに部会では、加速する少子化についても言及。新型コロナの流行が影響し、出生数の低下が推計されていたものよりも7年早まっていることが明らかになりました。 そのため少子化を止めるために、高齢者世代にも子育てにかかるお金の一部を負担してもらおうという声が議論の中で上がったのです。そこで生まれた案が、後期高齢者医療制度で出産育児一時金の一部を賄うというものでした。 その出産育児一時金に拠出する財源を確保するためにも、後期高齢者医療制度の保険料の上限を上げようとしていたのです。 保険料の引き上げ案を政府に提出 厚生労働省は、後期高齢者医療制度の保険料の上限額を66万円から80万円に引き上げるという案を提出しましたが、政府内で急激な負担の増加を懸念する声が上がりました。 そのため厚生労働省は、政府に保険料の上限額を2024年度に73万円、2025年度に80万円と段階的に引き上げる案を提出したのです。 2024年度から保険料が上がるのは211万円以上の年収がある人が対象となっていて、全体の27%に相当します。 この案に対し、会議に出席した議員から反発はなかったそうです。 今後、厚生労働省は、社会保障審議会にて今回政府に提示した案に関する議論をおこない、年内に正式決定するとしています。
2022/12/15
新たな研究で、ウォーキングなど適度な運動を続けると腸内の細菌バランスが整い、大腸がんの進行を抑制する可能性が示されました。 この研究はアメリカのユタ大学がん研究所が発表したものです。 腸内の細菌と健康 人の腸内には、人間のすべての細胞の数60兆個よりはるかに多い、約100兆個とも推定される細菌が棲んでいます。その種類は1000種類ほど。これらの腸内細菌は健康と密接に結びついていて、腸内菌の種類が多様でバランスが取れているほど好ましいとされています。 しかし、食事が肉食中心になると、動物性タンパク質を好む悪玉菌の数が増え、腸内細菌のバランスが崩れてしまいます。腸内細菌のバランスが崩れると、下痢や便秘、大腸がんなどさまざまな腸疾患の原因になると考えられています。 運動が腸内細菌のバランスを向上? 今回の研究では、大腸がんの患者を対象にした研究に参加した179人の男女を対象に実施されました。 研究グループは、対象者の運動や身体活動の状況を調査し、採取した便から腸内細菌を検査しました。その結果、運動を活発にしている人ほど腸内細菌の種類が多様で、大腸がんの進行を促す細菌の種類が少ないことが判明したのです。さらに、運動している人ほど、がんから保護する細菌の量も多かったそうです。 この結果を受けて、ユタ大学人間科学部に所属するキャロライン・ヒンバート氏は「今回の研究で、運動を習慣にすると腸内細菌のバランスが整うことがわかった。運動は体格に関係なく、すべての人に恩恵をもたらす」と述べました。 またヒンバート氏によると、激しい運動ではなくても日常的に適度に身体を動かすことで効果があるそうです。 ではどれくらいの運動量が適度なのでしょうか? アメリカの運動ガイドラインでは、1日20分くらいのウォーキングが目安だとされています。 ユタ大学の人間科学部所属のコーネリア・ウルリッヒ氏は「大腸がんを発症した人でも、適度な運動をすることで腸内の状態が改善され、長生きできる可能性があることを多くの人に知ってもらいたい」と運動の重要性を訴えました。
2022/12/15
12月12日の午前7時頃、京都府福知山市の住宅で80代の夫婦が死亡しているのが見つかりました。 室内には荒らされたり争ったりしたような痕跡がなかったことから、警察は夫が無理心中を図った可能性も視野に捜査を進めています。 妻の介護に悩んで… 12月12日の午前7時頃、京都府福知山市に住む50代の男性から「同居している両親が心肺停止状態になっている」という通報がありました。 消防と警察が駆けつけたところ、89歳の夫は住宅裏で首を吊っていて、85歳の妻も寝室の布団で仰向けになったまま倒れているのを発見。2人はその場で死亡が確認されたそうです。 警察によると、通報した50代の男性は「朝、両親の姿が見えないから探したところ倒れていた」と話していたそうです。 89歳の夫は認知症の妻の介護に悩んでいると話していたことから、警察は無理心中を図った可能性も視野に入れています。 今後は司法解剖などをおこない、さらに詳細な調査を進めていくとしています。 介護のことで悩んだら 介護は長丁場になるため、1人で抱え込むとしんどくなってしまいます。もし介護のことで悩むことがあったら、近くの「地域包括支援センター」に相談しましょう。 地域包括支援センターは、高齢者が地域で安心して暮らせるサポートをする施設で、全国に5000ヵ所以上あります。 地域包括支援センターにはケアマネジャーや社会福祉士、保健士など介護や医療の専門家が集まっていて、介護に関する相談ができるのです。また外部機関と連携しているため、必要であれば適切な介護サービスにもつなげてくれます。 自分の力だけでなく、さまざまな人の力を借りることが、長く介護をしていくためには必要かもしれませんね。
2022/12/15
神奈川県小田原市が、料理に使われている塩分が少ない飲食店や野菜がたくさん摂取できる飲食店を掲載した食べ歩きマップをリニューアルしました。 このメニューは2019年に初めて作られ、市内公共施設や病院などで計1万部を配布しているそうです。 食べ歩きマップについて 小田原市は、小田原食品衛生協会の協力で飲食店で提供される料理の塩分量や野菜の使用量に関するデータを入手。それをもとに高血圧予防に役立つ食べ歩きマップを作成しました。 食べ歩きマップには、食塩相当量が1品1.5g以下の「適塩取組店」や野菜使用量が1品70g以上の「野菜たっぷり取組店」、小盛や持ち帰りに対応している「食べきり協力店」計41店舗が掲載されています。 市の担当者は「塩分摂取量の適量化と野菜摂取の促進に取り組み、心筋梗塞などの高血圧が引き金となる疾患の減少につなげたい」と話してます。 高血圧を予防する食生活とは 和食は洋食に比べ、脂質が少なく栄養バランスが優れているため、ヘルシーなイメージがある人も多いと思います。 一方で、醤油や味噌などをふんだんに使用する和食には塩分も多く含まれるため、塩分摂取量が増えてしまうという側面もあります。 WHOは、1人あたりの1日の塩分摂取量を5g未満に抑えることを推奨しています。しかし2017年に実施された厚生労働省の調査では、日本人は平均して約10gの塩分を1日に摂取していることが明らかになりました。 しかし、塩分の摂り過ぎは高血圧を招くリスクがあるため、塩分の摂取量をできるだけ抑えることが重要です。 そこで、塩や醬油、味噌など塩分量が多い調味料の代わりに、酢や香辛料など塩分がほとんど含まない調味料を使うことで、塩分の摂取量を抑えられます。 「しょっぱい方がおいしい」と思ってしまいがちですが、今回の食べ歩きマップを活用して、”イイ塩梅”のグルメを楽しめると良いですよね。
2022/12/14
大分大学は、来年1月から血液検査で認知症の診断ができるような仕組みを研究していくことを発表しました。 この研究は、製薬会社のエーザイ、医療器具などを開発している島津製作所と共同でおこなわれる予定です。また、島津製作所が開発した、血液からアルツハイマー病に特異な物質を検知する機器を研究に活用していくとしています。 現在の診断方法 認知症患者の中で最も多くを占めているアルツハイマー型認知症は、脳内に特異なタンパク質が溜まって発症すると言われています。 現在の臨床では、認知機能の検査の他に脳に溜まっている特異なタンパク質の量を測定する必要があります。これによって、アルツハイマー型認知症であるという診断が下りるのです。 しかし、問題はその検査方法にあります。 アルツハイマー型認知症に特異なタンパク質は、放射線を使って撮影したり、背骨の間に針を刺してせき髄液を採取したりすることで測定されています。しかし、放射線は被ばくの問題があったり、せき髄の採取は痛みが伴ったりします。 このように、身体に負担がかかる検査方法が現在の課題となっているのです。 2027年度には実用化か 今回の共同研究は、以下の条件をすべて満たした100人を対象に実施されます。 50歳以上 大分県臼杵市在住 専門医の認知機能検査で、アルツハイマー型認知症が疑われている 研究に参加する意思がある人 今回の研究において、まず2023年の1~10月にかけて血液検査だけで認知症の兆候をどの程度診断できるかというデータを集め解析していくそうです。次に、2023年度中に論文として報告。2027年度中には血液を使った認知症診断の仕組みを実用化していきたいとしています。 身体の負担が少なく簡単にできる検査で認知症の診断ができるようになれば、より迅速に福祉の専門家につなげられそうです。そうすれば、早期のうちに適切なケアを実施できるようになります。今後の展開に期待ですね。
2022/12/14
「ジャガイモは糖質が多いし、糖尿病のリスクになりやすい」と思っている人もいるのではないでしょうか。 しかし新たな研究で、ジャガイモは適量であればそれほど糖尿病リスクが上がらないことが判明しました。 この研究はオーストラリアのエディスコーワン大学によっておこなわれました。また、研究結果はアメリカ糖尿病学会が発行している「Diabetes Care」という医学誌に掲載されています。 研究の内容 デンマークでは、5万4793人を対象とした食事と健康に関する大規模調査がおこなわれています。平均して16年の追跡期間のうち、7695人が2型糖尿病と判定されました。 研究グループは、その大規模調査の結果を解析。その結果、ジャガイモを最も多く食べたグループと最も少ないグループを比較したところ、糖尿病の発症率にそれほど差異がないことが明らかになりました。ジャガイモを最も食べたグループでも、糖尿病の発症リスクは10%も変わらなかったのです。 この結果を受けて、エディスコーワン大学栄養・健康イノベーション研究所のニコラ・ボンドノ氏は「ジャガイモを多く食べていても糖尿病の発症リスクはほとんど上がらないことが分かった。ただし、糖尿病の発症リスクを下げる働きも見つからなかった」と分析しています。 またボンドノ氏は、ジャガイモの調理方法も重要だと指摘しています。具体的には、フライドポテトやマッシュポテトのように、ジャガイモをバターや油などを使って調理すると、糖尿病リスクが上昇する可能性があるそうです。 さらにボンドノ氏は、普段食べている白米やパン、パスタなどの精製された穀物をジャガイモに置き換えることで、良質な炭水化物とともに食物繊維やビタミンなどジャガイモに含まれる栄養素を摂取でき、食事の質が向上するとしています。 ジャガイモの栄養 ジャガイモには血糖値の上昇を抑える食物繊維が含まれており、白米やパンなどに比べると血糖値の上昇が穏やかになると言われています。 さらにジャガイモの可食部には、抗酸化作用のあるビタミンCや糖質や脂質の代謝を促すビタミンB2、塩分の排出を助け高血圧予防になるカリウムなど健康に不可欠な栄養素が豊富に含まれているのです。 もちろんジャガイモだけでなく、ほかの野菜もバランス良く食べていきたいですね。
2022/12/14
新たな研究で毎日大さじ2杯のハチミツを食べると、血糖値や悪玉コレステロール値が下がる可能性が示されました。 この研究は、トロント大学によって発表されたものです。 研究の内容 今回の研究では、1100人以上が参加した大型の調査を含む18件の臨床試験の結果を分析しました。 その結果、ハチミツを適量食べることで血糖値や悪玉コレステロール値、中性脂肪値などが下がる傾向が見られたのです。 さらに、善玉コレステロールは増え、肝機能も改善する傾向にあることが判明しました。 トロント大学栄養学科のジョン・シーベンパイパー氏はこの結果を受け、「これまで専門家の間では、ハチミツも糖質だから摂取を控えたほうが良いと思われてきたが、その認識を改める必要があるかもしれない」と述べました。 ハチミツの栄養 ハチミツは糖質以外にもカリウム、カルシウム、マグネシウム、ビタミンB、葉酸などさまざまな栄養が含まれています。 特にカリウムは、体内に溜まっている塩分の排出を助ける働きがあるため、高血圧の予防にもつながるのです。 さらにハチミツに含まれるオリゴ糖には、整腸作用があることも知られています。 ハチミツを普段の生活に トロント大学栄養学科のタウセフ・カーン氏は、「砂糖やシロップなど普段使っている甘味料をハチミツに切り替えると、血糖値や悪玉コレステロール値が改善され、健康維持に役立つ可能性がある」と言います。 また、低温殺菌された加工ハチミツは栄養価が下がっている可能性も考えられることから、なるべく生ハチミツを使用すると良いそうです。 今回の研究で、適量のハチミツを摂取すると血糖値や悪玉コレステロール値などが改善する可能性が示されました。しかし、ハチミツのどの成分が血糖値などを下げる働きがあるのかはまだ明らかになっていません。今後の研究に期待ですね。
2022/12/13
10月8日、福岡県小野町にある特別養護老人ホームで、94歳の入所者が暴行を受け亡くなるという事件が起きました。 この事件を起こした容疑者として、その施設で働いていた介護福祉士の男が逮捕されました。 事件の概要 容疑者の男は2022年10月8日~9日の夜勤で、入所者の女性に対し暴行を加えて殺害した疑いが持たれています。 警察の調べに対し、容疑者の男は「介護するとき、排泄を促すために腹部を押した」と供述していることが判明。殺意は否認しているそうです。 警察によると、入所者の遺体には腹部を中心に複数のあざが見つかっており、激しい内出血が原因で死亡したと見られています。 事件の経緯 警察の調べで明らかになった、今回の事件が起きて発覚するまでの経緯は以下のとおりです。 8日の夜~9日の朝:容疑者が別の職員と2人で夜間勤務 9日の朝:容疑者自身が、女性が亡くなっていることに気づき、施設に報告 10日:施設の職員が警察に通報 容疑者について、特養の職員は「普段はおとなしく、トラブルなども把握していない」としています。 虐待を防ぐためにできること 高齢者施設では、虐待防止のための研修が毎年実施されています。それなのになぜ、こういった虐待事件が起こってしまうのでしょうか? 当人の資質以外で考えられる原因は、慢性的な人手不足です。 今回の事件があった施設では、事件当日の夜勤は2人だったことがわかっています。同様に、他の施設でも夜勤は2~3人のところが多いのが実情です。 ちなみに、グループホームなどの小規模な施設では、1人で夜勤をおこなうことも珍しくありません。 しかし、少ない人数では介護者1人に対する負担が大きく、利用者の異常に気づくのも遅くなってしまいます。そのうえ特養は要介護度が高い人が多いため、介護者の負担もより増すでしょう。 当然、介護者の負担が増えれば余裕もなくなり、故意でなくても介護によって入所者を怪我させてしまうリスクも考えられます。 今回のような事件を防ぐには、より人員を増やして介護者の負担を減らし、複数人で1人の入所者の介護ができるように余裕を持たせる必要があるかもしれません。
2022/12/13
介護施設への入居について、地域に特化した専門相談員が電話・WEB・対面などさまざまな方法でアドバイス。東証プライム上場の鎌倉新書の100%子会社である株式会社エイジプラスが運営する信頼のサービスです。