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2022年12月28日、住宅の建築や介護用機器の製造・販売などを手がけるアイガー産業株式会社は、寝たままお風呂に入れるベッド「入浴タイムズ」の試験用モデルと、トイレの機能もついた「入浴タイムズplusトイレ」を同時に発売しました。 この商品は寝た状態のまま入浴ができるため、介護者の負担軽減につながるとしています。 「入浴タイムズ」の特徴 「入浴タイムズ」は外部が木でできていて、スノコを閉じた状態だと木製ベッドとなります。また、スノコを外すとベッドの中は浴槽になっていて、お風呂としても使用可能です。 さらに、入浴時に取り外すスノコは左右別々に取り外せるため、利用者は寝た状態のままベッドから浴槽に移れる構造になっています。 「入浴タイムズ」の使い方 「入浴タイムズ」の使い方は以下のとおりです。 入浴者の身体を布団ごと手前にずらす 入浴者の身体の下から布団を取り除く 服を脱がせて、寒くならないように入浴者にタオルなどをかける 奥側のマットレスとスノコを外し、バスタブにお湯を張る 入浴者を足から順に浴槽に浸けていく 全身がお湯に浸かったら、反対側のマットレスとスノコを外して入浴する 入浴が済んだら、排水し、浴槽やベッド部分の水気をふき取ります。そして今度は、スノコとマットレスを片方取り付け、入浴者を上半身からマットレス部分に上げる…と逆の手順を踏むことでまたベッドに寝てもらえます。 以上のように、寝た状態のまま入浴ができるため、介護者のみならずこのベッドを利用する高齢者も楽になるでしょう。 一方で、一般的な介護用ベッドに備わっているリクライニング機能が「入浴タイムズ」にはありません。 そのため、ベッド上で利用者が起き上がるためには、自力で起き上がるか介護者が上体を起こす必要があります。「入浴タイムズ」を使う場合は外部に手すりなどを取り付けると良いかもしれません。 さらに「入浴タイムズ」には柵もないので、壁側に配置するなど利用者の転落を防止することも大切です。 介護を受ける人の身体状況や介護する環境などに合わせて、適切な介護用具を選んでいきたいですね。
2023/01/06
お笑いコンビ「カラテカ」の矢部太郎氏が、初めて認知症の人の日常を描いた新作の漫画『マンガ ぼけ日和』を発表しました。 『マンガ ぼけ日和』は、2023年2月3日から全国の書店で販売される予定です。 『マンガ ぼけ日和』の概要 『マンガ ぼけ日和』は、認知症専門医である長谷川嘉哉の著書「ボケ日和」を漫画化したものです。『マンガ ぼけ日和』では、長谷川氏が実際に体験したことをもとに、認知症の人の日常が描かれています。 「認知症」というテーマを題材にしていますが、ストーリーは深刻になりすぎず、くすっと笑える場面も。絵本のような優しいタッチで描かれていて、ほっこりするような読後感が得られるかもしれません。 漫画の構成は、認知症の進行具合に合わせて「春・夏・秋・冬」という四季に分けられていて、それぞれの時期に訪れる認知症の人の変化や、症状に対してどう対応するかがわかるようになっています。 著者・原案者のコメント 『マンガ ぼけ日和』を描いた矢部氏は、この漫画を描いた動機について「母は高齢になり介護される側、自分は介護する側の年齢になろうとしている。この漫画を描くことで、自分自身が介護や認知症についてもっと知りたいし学びたいと思ったのが1番の動機だったのかもしれない」と語っています。 また、この漫画の原案者である長谷川氏は「『マンガ ぼけ日和』を通して、より多くの人が認知症を正しく理解し、不安から解消されてほしい」としています。 『マンガ ぼけ日和』には、スライスチーズを湿布と間違えるという事実誤認など、認知症に特有の症状を持った人が出てきます。しかし漫画の中の長谷川氏は否定することなく、常に穏やかに耳を傾けているのです。 それはもしかしたら、「介護は余裕を持つことが大事」という長谷川氏のメッセージなのかもしれませんね。
2022/12/19
株式会社whicherは、クラウドファンディングで資金調達に成功したことを受けて、高齢者と大学生が交流するサービス「whicher まごとも」のサービス提供地域(京都・滋賀・岡山)に大阪を追加することを明らかにしました。 株式会社whickerは京都大学の学生が運営していて、サービスを提供するスタッフもすべて大学生とのことです。 「whicker まごとも」とは 「whicher まごとも」は、「まごとも」と呼ばれる学生のスタッフが高齢者の自宅や介護施設を訪問し、大学生と高齢者が交流できるサービスです。 制限の厳しい訪問介護と違って「whicher まごとも」にはサービスの制限はなく、大学生ができることだったらサービスを依頼できます。 これまでは、庭の草むしりや料理など家事の手伝いから、ボードゲームをしたり一緒に食事をしたりといった依頼があったそうです。またそれ以外にも、以下のように多種多様なサービスを提供してきたと言います。 花の水やり 買い物代行 病院の付き添い ペットの世話 スマホの使い方のレクチャー 訪問介護の場合、保険料が税金で賄われているため規制が厳しく、自分の生活に関わる範囲でしか生活援助をしてもらえません。しかし「whicher まごとも」では、草むしりやペットの世話といった訪問介護では範囲外とされることも依頼できます。 一方、入浴介助や排泄介助などの身体介助は「whicher まごとも」のサービスには含まれていません。 サービス提供に至った背景 大学生が高齢者サービスを提供するに至ったのは、「若者が高齢者介護に興味を持つきっかけを作りたい」という思いがあるからだと言います。 株式会社whicherの代表取締役である山本智一氏は、介護の担い手に若者が少ないのは若年層が介護業界と関わる機会が少ないからだと考えたそう。大学生が「whicher まごとも」で働き、高齢者と触れ合うことを通して、介護業界に興味を持つきっかけを作りたいと考え、このサービスを作ったそうです。 介護業界はどこも深刻な人手不足に悩まされています。「whicher まごとも」で働いた大学生が介護に興味を持ち、将来の介護業界を担う人材になってくれれば嬉しいですね。
2022/12/16
株式会社マザーズのグループ会社が運営する宿泊施設「サポートイン南知多」が、革新的な手法によってつくられたサービスを表彰する「日本サービス大賞」の「国土交通大臣賞」を受賞しました。 株式会社マザーズの取締役社長、野口恵介氏はサポートイン南知多を始めた思いについて「障がいのある方やご高齢の方でも、旅行の楽しみを諦めてほしくないという思いでこの旅館を始めた」と語っています。 バリアフリー旅館「サポートイン南知多」 国土交通大臣賞を受賞した「サポートイン南知多」とはどんな施設なのでしょうか? サポートイン南知多は、障がい者や高齢者でも安心して宿泊できるように館内すべてをバリアフリー化した旅館です。 また、常駐する介護士に入浴や食事、排泄を介助してもらうこともできます。そのため、高齢者や障がい者など介助を必要とする人の一人旅であっても、安心して宿泊できるのです。 「サポートイン南知多」の特徴 福祉特化型の宿泊施設であるサポートイン南知多には、一般的なホテルなどにはない特徴があります。 例えば、飲み込む力や噛む力が弱くて、通常の食事形態だとむせこんでしまう人には、きざみ食やミキサー食など形態を変えた料理を出してくれるのです。 また、サポートイン南知多のドアは全室引き戸になっているそうです。車椅子を利用している人は、通常のドアだと1人で開けたり閉めたりするのが困難。しかし、引き戸なら車椅子に乗ったまま戸を動かせます。 さらに浴室や部屋の床は、車椅子に乗ったまま通れる強化畳を使用。万が一、転倒しても、畳が衝撃を和らげてくれます。 ほかにも、高齢者や障がい者が安心して宿泊できるように、以下のような工夫が随所に施されています。 ユニバーサルデザインのトイレを完備 貸切の風呂場には、リフト付きのジェットバスあり 電動リクライニングベッドの貸出サービス 介助を必要としている人でも、旅行気分を味わえる場所があるのは嬉しいですね。
2022/12/13
乳製品の開発で知られる森永乳業株式会社と健康管理アプリ「カロミル」の開発をしているライフテクノロジー株式会社が、共同でタンパク質摂取の習慣づけを支援するキャンペーンを開始します。 キャンペーンの概要 キャンペーンの概要は以下のとおりです。 募集期間:2022年11月22日~12月7日 モニター期間:2022年12月1日~2022年12月21日の中で7日間 対象:健康管理アプリ「カロミル」を使っている、50代以上の人 内容は、森永乳業が開発した粉末状のタンパク質「タンパク生活」を7日間試食し、健康管理アプリ「カロミル」に記録するというものです。 モニターは、アプリ内のアンケートをした人の中から抽選で選ぶそうです。 キャンペーンにいたった背景 昨今の筋トレブームや健康志向の高まりを受け、体づくりに欠かせないタンパク質にも注目が集まっています。 健康のためにプロテインなどを意識して飲む人がいる一方で、1日に必要なタンパク質の量を摂取できていない人も少なくありません。 カロミルが実施したタンパク質摂取量に関するアンケートでは、全体のおよそ4割にあたる人がタンパク質を十分に摂取できていないという結果になったそうです。 この結果を年代別で見ると、中高年層は若年層に比べてタンパク質の摂取量がより不足していることが判明。特に、50代以上ではおよそ5割の人がタンパク質不足であることが明らかになりました。 そこでライフテクノロジーと森永乳業は、タンパク質を摂取する習慣づくりをサポートできる今回のキャンペーンを実施することに至ったのです。 「タンパク生活」とは 今回のキャンペーンで7日間試食するのが、森永乳業が開発した「大人のプロテイン・タンパク生活」です。 「タンパク生活」は純度の高いタンパク質でできている粉末で、ほぼ無味無臭のため食事や飲み物に気軽に入れてタンパク質を摂取できるそうです。 健康な体を維持していくためにも、日々の食事に意識してタンパク質を取り入れるようにしましょう。
2022/12/01
11月28日、伊藤園は飲み物に「とろみ剤」を入れて飲む人に向けて、はじめからとろみがある「とろり緑茶」を発売しました。 とろり緑茶は、東京大学大学院医学系研究科の社会連携講座「イートロス医学講座」と共同で開発されたものです。 とろみをつける理由 そもそも「とろみ」とは、あんかけ焼きそばのあんのようにとろとろとした状態のこと。高齢者などは、飲み物や液体状の食べ物をとろとろにする粉状の「とろみ剤」を入れて飲むことがあります。 なぜ高齢者は、飲み物にとろみ剤を入れるのでしょうか? その理由は、嚥下(えんげ)機能の低下にあります。嚥下とは、食べ物や飲み物を飲み込む力のことで高齢者になるとその機能が衰えてしまうのです。 つまり、嚥下機能が落ちているのにとろみのない飲み物を飲むとむせこむことがあり、場合によっては気管に入る誤嚥(ごえん)が起きてしまうことも考えられます。 健康な成人なら、食べ物や飲み物が気管に多少入ってしまっても咳をして取り除けます。しかし高齢者はその反射機能が働かず、食べ物や飲み物が気管を通過し肺に落ちる危険性があるのです。 肺に落ちると出口がないため、食べ物や飲み物は残り続けて肺炎を引き起こします。 しかしとろみ剤があれば、さらさらな飲み物や食べ物でも口の中でまとまるため飲み込みやすいのです。 誤嚥が引き金となって起こる肺炎を予防するために、嚥下機能が落ちている高齢者に対してはとろみ剤が必要なのです。 とろみ緑茶の特徴 以上のように、嚥下機能が落ちた高齢者にとってとろみ剤はなくてはならないものですが、冷たいものに入れるととろみ剤が溶けにくかったり、失敗してとろみ剤がダマになってしまったりすることがあります。 しかし今回のとろみ緑茶は、はじめからとろみがついた状態なので、コップに注ぐだけでとろみがある緑茶を飲めるのです。そのうえ、温めても冷たい状態でもとろみの状態が均一なのも大きなメリットです。 伊藤園は今後ドラッグストアなどのほか、介護施設でも展開を予定しています。このお茶を使えばとろみ剤を溶かす手間がなくなり、介護の負担が少しでも軽減できればいいですね。
2022/11/28
「消臭力」でお馴染みのエステー株式会社が、20~69歳までの在宅介護をしている男女461人を対象に、コロナ禍における在宅介護に関する調査をインターネット上で実施しました。 このアンケートで、コロナ禍での在宅介護の実態が見えてきました。 在宅介護の実態 今回のアンケートの「コロナ禍になってから在宅介護の時間は増加したか」という質問では、53.2%の人が「在宅介護の時間が(非常に・やや)増えた」と回答。理由を尋ねると、「新型コロナウイルスの感染拡大による介護施設の利用の制限や休止が増えたから」と回答した人が50%以上を占めました。 次いで、「介護者も家にいる時間が増えて介護できる時間が増えたから」という理由も48%の人が挙げています。 次に、「介護を理由に離職をしたことがあるか」という問いには、40%以上の人が「介護を理由に離職をした」か「しようと思った」と回答。離職を考えるほど介護が負担になっていることを示唆しています。 さらに、コロナ禍での在宅介護の悩みも尋ねました。すると、「自宅にいる時間が増えた結果、在宅介護に関わる時間が長くなりストレスも増えた」という回答や「自分のプライベートな時間も作れず、ストレスが発散できない」といった回答が多数を占めました。また自分で介護する場面が増えたことから、「体力的に負担になっている」という回答も目立ちます。 新型コロナウイルスの流行が長引き閉塞感が漂う昨今では、外出してストレスを発散することが難しくなっています。しかしストレスとうまく向き合わなければ共倒れになってしまうおそれもあります。 そのため、遠出はできなくても近所の公園行ってリフレッシュするなど、コロナ禍でもできるストレス解消方法を見つけていく必要がありそうです。 ニオイも在宅介護の妨げに 在宅介護では排泄介助もおこなうことから、ニオイが気になる人も多数いるようです。 アンケートの中の「在宅介護をする中で空気中に漂っていたり物に染みついていたりするニオイが気になるか」という質問では、「(非常に・やや)気になる」と回答した人が70%以上に上りました。 また、このうち約4割の人は「ニオイのせいで他人を家の中に入れたくない」と回答したことも明らかになったのです。 「たかがニオイ」でも、他人を家の中に入れたくないと思うほど切実な問題です。使用済みのおむつは密封して処分するなど、ニオイへの対策が必要ですね。
2022/11/08
あなたの周囲に高血圧の人はいませんか? 高齢になるほど、高血圧になりやすい傾向があります。高血圧は脳卒中や心筋梗塞につながるおそれもあるので注意が必要ですね。 高血圧で治療や指導を受けている場合は、きちんと血圧を測り適切に血圧をコントロールすることが大切です。 ところが、血圧は1日のうちでも時間帯や行動パターンによって変動し、なおかつ血圧が上昇しやすい時間帯やタイミングは人によって違います。 そのため、高血圧の人は毎日継続的な血圧測定が必要となりますが、毎日となると血圧を計測して記録を残すという作業も大変ですよね。 そのような血圧測定をスマホアプリでサポートしてくれるのが、『オムロン 手首式血圧計 HEM-6231T2』です。 スマホのアプリで血圧データを管理できる 『HEM-6231T2』は、血圧測定が終了すると測定データが「オムロンコネクト」というスマホアプリに転送されます。これにより、毎日の血圧データを簡単にスマートフォンで管理できるということです。 転送された血圧データは、週・月単位のグラフや血圧の平均値として表示されるので、血圧値の推移などをくわしく確認することが可能です。 表示されるマークによって血圧をひと目で確認できる 「かんたん血圧日記」機能では、朝と夕方の血圧が目標の値に対して高いか低いかをマークの色によりひと目で確認できます。 服薬や飲酒などの行動を記録できる「行動メモ」とあわせて管理することで、生活習慣による血圧の変化を具体的に把握できる機能や、朝の血圧が基準値を超えている場合には「早朝マーク」が表示され、心不全や脳卒中などのリスクが高いといわれている「早朝高血圧」かどうかを確認できる機能のあるので安心にもつながります。 正しい姿勢での測定をサポートしてくれる 手首式血圧計での血圧測定では、血圧計と心臓の位置を同じ高さに合わせて測定することが大切です。 この製品は、正しい姿勢で血圧を測定できているかが液晶に表示される機能を搭載しており、画面を見ながら簡単かつ正確に血圧を計れます。 この他、血圧計を手首に適切な強さで正しく巻けているかをチェックし、画面でお知らせしてくれる機能も搭載しています。 今回紹介した『HEM-6231T2』は11月1日発売予定です。 血圧管理がスマホのアプリでできるのは手軽で便利ですよね。血圧管理が大変だとお悩みの方は、チェックしてみても良いかもしれません。
2022/10/26
今まで、何も気にせず食べられたものでも、年齢を重ねるにつれて食べることが難しくなったり、制限がかかってしまうことがあります。体のためと分かっていても、好きだったものが食べられないというのはとてもストレスになりますよね。今回は、そんな状況の助けになるかもしれない介護食品のお話です。 振って混ぜるととろみがつく、つるりんこシュワシュワ 森永乳業グループのクリニコから発売されているつるりんこシュワシュワは、同社のとろみをつけて飲みやすくした「つるりんこシリーズ」の炭酸商品です。 飲み込む機能が低下した高齢者でもコーラなどの炭酸飲料を飲みたいという人は多くいるとみて、とろみをつけてもシュワシュワした味わいを手軽に楽しめるように開発されました。 実際、炭酸の需要はどうなのか? 国立長寿医療研究センターが1100人の高齢者に実施したアンケートでは、炭酸飲料を飲むことを禁じられた場合「受け入れられない」と答えた人の割合は全体の60.5%と高いことが分かりました。このことからも炭酸飲料に対するニーズは十分にあるといえます。 特徴と使い方 高齢化などで食事や水分を飲み込む嚥下機能(えんげきのう)が低下してしまう人は多いと言われていますが、とろみをつけるとゆっくり流れ込むので嚥下機能が低下しても飲み込みやすくなります。 つるりんこシュワシュワは粉状になっており、とろみを付けたい炭酸飲料のペットボトルに入れて振って混ぜます。それを冷蔵庫で3時間冷やせば、とろみが付いた炭酸飲料ができ上がります。 ちなみに、これまでのとろみ調整食品では、かき混ぜる段階で炭酸が抜けてしまうことが課題でしたが、ペットボトルに入れて使うことを前提に少量で素早く溶けるように工夫されています。 この商品の価格は、2.5グラムのスティック30本入りで税込2160円ほど。薬局や介護商品を扱う通信販売サイトで入手できます。 発想と工夫が”食べられない”を減らす とろみがついた炭酸、聞いただけで興味をそそる商品ですね。 高齢になると、飲み込む力や噛む力が衰えることで食べられるものが減ってしまい、さみしい思いをしている人もいるかもしれません。しかし、今回の商品の他にも様々な発想や工夫をこらし、飲む、食べることを助けてくれる商品がたくさんあります。気になった方は探してみてはいかがでしょうか。
2022/10/04
「必要な薬を飲んでくれない。」 「用意したご飯をなかなか食べてくれない。」 「財布を盗んだでしょ!と言われてしまう。」 認知症の方と接していて、こんなことでお悩みではないですか?中にはインターネットや本で調べて、その通りやってみたけれどうまくいかなかった!、という方もいるかもしれません。 今回は、そんな認知症患者の困った行動で悩んでいる方の助けになるかもしれない書籍が発売されました。 困った行動を場面ごとに紹介・解説 翔泳社から発売されたのは、『「認知症の人」への接し方のきほん あなたの家族に最適な方法が見つかる!「場面別」かかわり方のポイント(はじめての在宅介護シリーズ)』(定価1,650円、144ページ)です。 この本は認知症による困った行動の具体例をあげ、なぜそのような行動をとっているのか原因を分析して解説をしています。例えば、「用意した食事を食べてくれない」という現象でも、その原因やそのとき感じている気持ちは同じ認知症を発症していたとしても人によって異なります。 そのため、認知症の人への接し方には、「この行動の時にはこのような対応をすればよい」といった、型にはまった答えは存在しません。 本書では上記のような困った行動を場面ごとに紹介。その背景にあるさまざまな原因をひも解きながら一人ひとりの感情を理解し、その人に合った接し方を見つけるための方法を具体的に解説しているので、悩んでいる人にとってわかりやすいのではないでしょうか。 認知症との向き合い方や、周囲への頼り方の解説も また、本書では、認知症介護における家族支援を専門とし、さまざまな家族を見てきた著者だからこそ伝えられる認知症介護の心得や、相談先の見つけ方などの実践的なノウハウも盛り込まれています。 さらに、認知症になった家族との信頼関係を維持したり、関係を修復するための考え方も記載。介護する側の心と体をを守るために必要な認知症との基本的な向き合い方、周囲への頼り方への理解につながるかもしれませんよ。
2022/09/20
介護施設への入居について、地域に特化した専門相談員が電話・WEB・対面などさまざまな方法でアドバイス。東証プライム上場の鎌倉新書の100%子会社である株式会社エイジプラスが運営する信頼のサービスです。