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乳製品の開発で知られる森永乳業株式会社と健康管理アプリ「カロミル」の開発をしているライフテクノロジー株式会社が、共同でタンパク質摂取の習慣づけを支援するキャンペーンを開始します。 キャンペーンの概要 キャンペーンの概要は以下のとおりです。 募集期間:2022年11月22日~12月7日 モニター期間:2022年12月1日~2022年12月21日の中で7日間 対象:健康管理アプリ「カロミル」を使っている、50代以上の人 内容は、森永乳業が開発した粉末状のタンパク質「タンパク生活」を7日間試食し、健康管理アプリ「カロミル」に記録するというものです。 モニターは、アプリ内のアンケートをした人の中から抽選で選ぶそうです。 キャンペーンにいたった背景 昨今の筋トレブームや健康志向の高まりを受け、体づくりに欠かせないタンパク質にも注目が集まっています。 健康のためにプロテインなどを意識して飲む人がいる一方で、1日に必要なタンパク質の量を摂取できていない人も少なくありません。 カロミルが実施したタンパク質摂取量に関するアンケートでは、全体のおよそ4割にあたる人がタンパク質を十分に摂取できていないという結果になったそうです。 この結果を年代別で見ると、中高年層は若年層に比べてタンパク質の摂取量がより不足していることが判明。特に、50代以上ではおよそ5割の人がタンパク質不足であることが明らかになりました。 そこでライフテクノロジーと森永乳業は、タンパク質を摂取する習慣づくりをサポートできる今回のキャンペーンを実施することに至ったのです。 「タンパク生活」とは 今回のキャンペーンで7日間試食するのが、森永乳業が開発した「大人のプロテイン・タンパク生活」です。 「タンパク生活」は純度の高いタンパク質でできている粉末で、ほぼ無味無臭のため食事や飲み物に気軽に入れてタンパク質を摂取できるそうです。 健康な体を維持していくためにも、日々の食事に意識してタンパク質を取り入れるようにしましょう。
2022/12/01
「高齢者の歩行が安定する」と話題の靴の中敷き「東京インソール」の、新聞媒体での直接販売が11月7日から始まりました。 東京インソールは、靴の中敷き(インソール)の製造と販売をしている、SK8INSOLL株式会社によって開発されたものです。 「東京インソール」開発のきっかけ 東京インソールの開発は、SK8INSOLL株式会社の社長で現役フィギュアスケーターの名取良子氏の80代の母親がきっかけとなりました。 コロナ禍になって、母親が頻繁に転倒するようになったそう。外出の機会も減り、筋力が低下しやすくなった昨今の状況を見て「他人事ではない」と思い、転倒を防止できるような靴の中敷きの開発を決意したのだと言います。 「東京インソール」の特徴 東京インソールは中敷きなので、靴の中に入れて使います。このインソールは土踏まずの部分が持ち上がるような構造になっていて、靴底と足裏に空間を形成。その空間が地面を踏んだときの衝撃を和らげ、その衝撃で起こる体のふらつきを減らすのです。 東京インソールはすでに介護大手の10施設で利用されており、「歩くのが楽になった」などと好評の声が上がっています。 転倒予防のためできること 高齢者は骨がもろくなっていて、転倒すると骨折するリスクが高い状態です。そのため、転倒を予防することが大切なのです。 転倒を予防するためには、転倒しにくい住環境を整えましょう。特に転倒するリスクが浴室では、滑り止めのマットを使用したり、手すりを備え付けたりするのが有効です。 また、部屋のカーペットなどがめくれていると、そこに足を引っかけて転倒することも考えられます。めくれにくい重いカーペットを使うのも、ひとつの手でしょう。 転倒するリスクを抑えて、安心な毎日を送りましょう。
2022/11/21
最近、筋力が衰えたなと思うことはありませんか?例えば「階段を昇り降りする時、手すりが必要になった」や「椅子から立ち上がる時、手の支えが必要になった」といったことです。 これは、サルコペニアという病気の可能性があります。 サルコペニアは、高齢者の約10%以上にみられますが、なんと糖尿病の人はその3倍以上の人が患っていると言われています。 今回、東京大学と国立国際医療研究センターは、「なぜ糖尿病の人がサルコペニアを患うことが多いのか」を解明しました。 サルコペニアとは? サルコペニアとは、筋肉量が減少することによる「筋力低下」や「身体機能低下」の状態のことを指します。具体的には、歩くのが遅くなる、手の握力が弱くなるなどの症状があります。 サルコペニアは、加齢により生じる病気です。超高齢化社会に突入している日本においてサルコペニアは問題となっており、転倒や骨折、寝たきりなどにより生活の質を著しく低下させると懸念されています。 では糖尿病の人は加齢に関わらず、なぜサルコペニアを患うことが多いのでしょうか。 糖尿病の人がサルコペニアを患うことが多い原因 糖尿病は、「インスリン」というホルモンの不足や効きにくくなることで起こる病気です。 インスリンは、血液の中の糖をエネルギーに変えて血糖値を下げる唯一のホルモンです。インスリンがなければ血糖値を下げることはできません。 今回の東京大学と国立国際医療研究センターの研究により、糖尿病の人がサルコペニアを患うことが多い原因は、このインスリン不足が原因であることが分かりました。インスリンの作用が低下すると、筋肉の老化が進み、全身の寿命も短くなると言うことです。 さらに糖尿病の人でサルコペニアが多い原因となる分子の特定にも成功しています。 今回の研究結果により、高齢化にともなうサルコペニアやサルコペニアを合併した糖尿病に対する治療薬の開発につながることが期待されています。
2022/10/28
今や国民のほとんどがスマートフォンを利用するようになり、高齢者の方もスマホ利用が目立つようになりました。 キャリアショップの店舗などでは、スマホの操作やアプリの使い方を教えてくれる教室がよく開催されていますね。 しかし、自分で店舗に出向くことができない人は興味があってもなかなか足が伸びませんよね。そんな方におすすめのサービスが始まりました。 どこでもスマホの使い方が学べるサービス パソコン教室の事業などを運営する株式会社わかるとできるが提供するスマホ教室運営支援サービス「Smable(スマブル)」を、都内のデイサービスでスタートしました。 このSmableとは、動画でスマホやアプリの使い方を学べるスマホ教室運営支援サービス。よりシンプルで、簡単にスマホ教室を開催できるのが特徴です。すでに150のキャリアショップや地方自治体で採用されています。 高齢者がスマホを学ぶ重要性 わかるとできる社が介護業界へのサービスを開始したのは、通所施設や介護福祉施設でのスマホ教室の実施が介護予防や生活支援のサービスに大きく貢献できることを理由にしています。 つまり、高齢者がスマホを活用できると、さまざまな場面で日常生活の支えとなり、介護予防、自立支援、孤立防止に役立つことが期待できるのです。 その一方で、操作や知識に関する苦手意識やそれらを指導できる環境が整備されていないせいで、より高齢者の情報格差を広げてしまう恐れもあります。 こうした課題を解決するため、より多くの場所でスマホ教育を提供しつつ施設の事業者に負担をかけないサービスとして、Smableが支援していきたいと同社は説明しています。 「使えない!」ではなく、まずは触れる機会を スマホは誰でも触ったり、教えてもらいながら覚えていくもので、その点に年齢の差は関係ないかもしれません。 しかし、年齢によって新しい物に触れる機会が減っていく場合もあります。介護施設が機会を作るにも負担が大きく難しいこともあるでしょう。 今回のサービスが、このようなことを補うきっかけとして広がり、介護予防や自立支援、孤立防止に役立つと良いですね。
2022/10/27
この数年間、コロナ禍で会食や大勢で会話を楽しむ機会が制限されてきました。 コロナ禍以前に比べて声を出したり会話をする機会が減ったことにより、高齢者の嚥下機能(飲み込む力)の低下が懸念されています。 そうしたことを受けて、「世界嚥下デー」に誤嚥予防の啓蒙を兼ねたレクリエーションをおこなうイベントが開催されます。 全国100施設と繋がる介護予防レクリエーションを無料開催 一般社団法人声ヨガ協会(所在地:東京都港区)は、12月12日の世界嚥下デーに誤嚥予防を目的とした「ヨガ×のどトレ」レクリエーションをオンラインにて開催します。 嚥下機能が低下することで飲み込みづらくなり、むせたり食べこぼしたりと食べることが嫌になることがあります。それによって食べる量が減り、栄養不足や免疫力の低下を招いてしまうこともあります。 さらに、嚥下機能の低下によって食べたり会話することの楽しみが減って気力が衰えることで、健康寿命や自己肯定感に悪い影響が出ることもあるのです。 そこで、今回のイベント「ヨガ×のどトレ」では誤嚥予防の啓蒙および、声ヨガ式嚥下体操レクリエーションを、2022年12月12日月曜日、14:00からの45分間Zoomを用いたオンラインライブ配信でおこないます。 参加費は無料。対象は自治体、病院、高齢者施設、嚥下に関心のある人などで、定員は先着100団体となっています。 世界嚥下デーとは 世界嚥下デーは、正常の嚥下および、摂食嚥下障害の原因、早期発見、合併症、管理についての知識を深めるため、医療従事者だけでなく一般の人を対象とした世界的な啓発キャンペーンをおこなうことを目的に定められた日です。 通常、誤嚥や喉頭侵入(食べ物が喉頭内や声門上に侵入すること)が起こっても、防御反応(咳やむせ)で排除できます。しかし、摂食誤嚥障害を持つ人や高齢者はこの反応が低下していることがあり、最悪の場合、誤嚥性肺炎を引き起こします。そのため、嚥下機能を維持する必要があるのです。 身近に食事中やお茶を飲むときに咳をしたりむせたりしている人はいませんか? もしかしたら、それは嚥下機能の低下が原因かも。一度嚥下の専門医をたずねてみたり、今回紹介したようなイベントに参加して嚥下機能を鍛えたりしてみると良いかもしれませんね。
2022/10/25
フレイルとは、英語で「虚弱」を意味する言葉で、加齢に伴い身体の機能が低下し、それにより健康障害が起きやすくなった状態です。健康な人と介護が必要な人との間くらいの状態です。 この状態になることはあまり好ましいとは言えません。健康寿命を延ばすためにはフレイルを予防することが重要です。そのため、2020年4月から75歳以上の後期高齢者を対象に、特定健康診査の標準的な質問票の代わりにフレイルなど高齢者の特性をふまえた健康状態を把握するための健診(フレイル健診)が開始されました。 認知の進まないフレイル健診 ただ、このフレイル健診の認知はあまり進んでいません。75歳以上の方にフレイル健診を受診したかどうかを質問したところ、「受診した」は23.1%、「受診してない」は66.8%となりました。 しかし、フレイルになることが心配かどうかを質問したところ、「心配である」と答えた人は75歳以上のどの世代も過半数を超える形となり、フレイルへの心配に対して対策が進んでいないことがわかります。 さらに、親のフレイルに対するアンケートでは、親が要介護状態でない人に、フレイル予防・改善として「現在サポートしていること」を質問したところ、コミュニケーションが41.4%で最も高く、「共食」が18.3%で「栄養管理」が10.7%でした。 さらに、「とくにない」は43.1%にもなり、高い数字となりました。また、「親がフレイルになることが心配」と答えた人の32.7%は、現在サポートしていることは「とくにない」と回答していて、3人に1人は対策していないようです。 京都市のフレイル対策モデル 京都市では、保健師や管理栄養士などの専門職の連携による支援や、体力測定によるデータを活用した仕組みづくりに取り組んでいます。 2018年度から積極的な取り組みをしており、2019年度には大手企業のNECと連携して、データの面からフレイル対策を進め、2022年度からは新たなステージでの取り組みを目指しています。 その結果、高齢者の「通いの場」で専門職による支援やデータ活用を進めることで、取組前後と比べ体力の維持・向上がなされてることが確認され、実用性のある対策が進んできているようです。 現在あまり進んでいるとは言えないフレイル対策ですが、京都市のように全国でもうまく対策が進んでいくことが期待されますね。
2022/10/18
長引くコロナ禍で、運動不足を感じている人は少なくないですよね。 しかし、運動不足による体重増加や生活習慣病には気を使っていても、骨の健康にまで気を配っている人は少ないのではないでしょうか? 実は、運動不足の状態が続くと、骨からカルシウムが溶け出しやすくなり骨が弱くなってしまうのです。 今回は、運動と骨の健康に関するアンケート結果と、骨の健康状態の把握に役立つキャンペーンの紹介をします。 骨の弱まりを感じている中高年は20%以下 雪印メグミルクは10月7日、「中高年に対する外出・骨の健康に関する調査」の結果を発表しました。この調査は、全国の40~79歳の男女計500人を対象にWEBでおこなわれたものです。 コロナ禍で「運動量が減った」と回答した人は44.2%。約2人に1人が運動不足を感じていました。 一方で「骨の弱まりを感じる」と答えた人は20%以下と低い水準に留まり、骨に関する意識が低いことが明らかになりました。 また、自分の介護についてどう考えているのかも聴取した結果、約7割が「自分が要介護となることを不安に感じている」、9割が「介護で迷惑をかけたくない」と考えていることがわかりました。 人に迷惑をかけることや子供への負担を不安に感じている人もいましたが、「自分の健康状態を子供に伝えている」と答えた人は約半数、家族間で「骨が健康かどうか」を確認し合うコミュニケーションをとれている人は3割以下にとどまっている結果となりました。 骨の健康チェッカーを公開 今回の調査の結果を受けて、雪印メグミルクは骨の健康に目を向け、理解を深めてもらうことを目的に「骨の健康チェッカー」を公開し、「骨の健康を知ろう!キャンペーン」を実施しています。 雪印メグミルクのサイトの「骨ちょっといい話」内に「YES」「NO」の2択に答えると骨の健康状態を簡単に把握できるというものです。 アンケートでは、今年の秋こそアクティブに過ごしたいと答えた人も多かったとのことですが、出かけた先で骨折などの怪我にみまわれては元も子もありませんよね。 10月は「骨と関節の月間」でもあります。行楽シーズンを楽しむ前に、今の自分の「骨の健康状態」を知っておくのがいいのかもしれません。
2022/10/17
サルコペニア肥満、という言葉を聞いたことがありますか? 隠れ肥満とも呼ばれるこの言葉は、筋肉(サルコ)が減少(ぺニア)して体の脂肪の割合が増えている肥満という意味です。特に、年齢を重ねていくと筋肉量や筋力が低下しやすく、サルコペニア肥満になりやすいとされています。 サルコペニア肥満は糖尿病などの代謝性疾患の原因として注目されています。個人的に注意することはもちろん大切ですが、高齢になってくると思うように体を動かせないのも事実...。予防法や対策があるのなら、知っておきたいところですよね。 今回は、サルコペニア肥満の予防について、興味深い研究を紹介します。 プロポリスが腸内の炎症を改善させる 京都府立医科大学などは、「プロポリス」が腸内環境を改善し、過食と不活動により引き起こされるサルコペニア肥満を予防することを明らかにしたと発表しました。 悪玉菌が増加したサルコペニア肥満のモデルマウスにプロポリスを投与すると、短鎖脂肪酸を産生する細菌が増加し、腸内の炎症を改善したという結果が出ました。 腸内細菌がつくる短鎖脂肪酸は、腸内で悪玉菌の増殖を抑え、腸内環境を整える作用があると考えられています。 耐糖能障害を改善、骨格筋量の増加も 研究グループはまず、過食と不活動によりサルコペニア肥満をきたしたマウスにプロポリスを投与し、種々の代謝障害の項目を評価しました。 その結果、プロポリスを投与したマウスでは、投与していないマウスと比べて耐糖能(糖質を代謝する能力)障害の改善と、握力および骨格筋量の増加が認められたほか、内臓脂肪量も減少しました。 また、プロポリスを投与することで脂肪肝も改善されました。 今回の研究結果から、プロポリスはサルコペニア肥満のモデルマウスのサルコペニアと肥満を改善することが示唆されました。 今後は、ヒトを対象とした研究で、有効性と安全性を確認していく考えだといいます。 サルコペニア肥満は、見た目だけでは分かりにくいこともしばしばあります。生活習慣病につながる前に、会社の健康診断や特定健診をしっかりと受け、気になる場合は専門家の指示を仰いでみることが大切なのかもしれません。
2022/10/14
佐賀県神埼市で神埼清明高校の3年生20人と、地域の老人クラブの参加者約30人による交流会が先月30日に学校近くの公民館でおこなわれました。 これは、福祉を学んでいる高校生が高齢者に対して介護予防につながる歌体操やアロママッサージをおこなう出前授業です。 どんな内容? 出前授業では、「かもめの水兵さん」などのといった、お年寄りに馴染み深い音楽のリズムに合わせて体を動かす「歌体操」を参加者と一緒におこないました。歌体操は、歌いながら体操することで、記憶力向上や口回りの筋力が鍛えられる効果があるそうです。 他にも、リラックス効果のあるアロマオイルを使ったマッサージがおこなわれ、参加者からは高校生のマッサージを受けて「これは気持ちいい」と笑顔が多く見られました。 参加者の感想 老人クラブの会長は「マッサージは気持ち良かった。若い人と遊んだりゲームして20年、若返りました!」と笑顔で話し、出前授業を開いた学生は「地域の人たちに元気になってほしいと交流会を開きました。皆さん楽しそうで良かったです。」と、答えました。 地域交流の意義 出前授業がとても好評だったことが分かりますね。 他にも参加者からの声として、「若い人たちと触れ合うと若返ります。今日のプログラムは工夫されていてとても良かった。家でもやろうと思う」との声があり、今回の交流会の意義を表した感想となりました。 福祉の道を目指している学生にとって、地域交流の機会は良い経験となり、お年寄りにとっても学生との交流が刺激になるので、双方に良い影響があります。今回のような取り組みが様々な地域で広がっていくと良いですね。
2022/10/12
高齢になると、運動機能や食べ物を噛んだり飲み込んだりするなどの身体機能が低下してきます。そのまま放っておくと自力での歩行が難しくなったり、食べ物をうまく飲み込めなくなったりするケースも。 そうした身体機能の低下を防ぐには、生活の中で少しでも身体を動かす時間を増やすことが大切だとされています。とはいえ、意識的に身体を動かすというのはなかなか続かない人も多いかもしれません。 そんな人に向けてうれしいニュースが飛び込んできました。画面に合わせて体操するだけで、身体機能の低下を防げるというのです。さらに驚くことに、体操に使われるのは、なんと高齢者向けに開発されたゲーム機であると発表されています。 ゲーム感覚で楽しくトレーニングができる 9月27日、ライオン株式会社とTANOTECH株式会社は、「健口眠体操」(けんこうみんたいそう)という身体トレーニングを搭載した、介護施設向けのゲーム機「TANO-LT」の販売を始めたと発表しました。 「健口眠体操」とは、高齢者が衰えやすい口腔・睡眠・運動器の3つの機能を同時にトレーニングできる5分間・21種類の体操です。 この「健口眠体操」を組み込んだゲーム機「TANO-LT」は、画面に表示された動きをまねすると、センサーで身体の動きを読み取り、正しい動きと照らし合わせて点数を表示します。 これにより、自分の点数を上げたり、他の人と競い合ったりとゲーム感覚で体操ができる仕組み。トレーニングを楽しく続けられることで、身体機能の低下を予防できると期待されています。 現場からは高い評価 「TANO-LT」は東京都内の介護付き高齢者施設で先行利用されました。 実際に利用した高齢者からは、「画面の動きに合わせて、簡単に体操ができた。また、点数が出るので、良い点数を取るために続けたくなった」という声が聞かれました。 また施設の運営責任者は「利用者が楽しく運動を続けてくれるようになり、うれしいです。また、(利用者が)よく眠れるようになり、夜間の緊急コールが減りました。」とのこと。現場の人手不足軽減にもつながりそうですね。 介護する側にもメリットが ライオンは、今後「TANO-LT」をさらに改良し、介護分野での楽しい健康習慣づくりを進めていくとしています。 高齢者が楽しく身体を動かして身体機能を維持できるようになれば、介護する側も負担が減るというメリットがありますね。今後の改良にも期待が高まります。
2022/10/11
介護施設への入居について、地域に特化した専門相談員が電話・WEB・対面などさまざまな方法でアドバイス。東証プライム上場の鎌倉新書の100%子会社である株式会社エイジプラスが運営する信頼のサービスです。